本研究室では、より快適で健康な生活を支える目的として、スマートフォンの性能をさらに伸ばす事と共に、ウェアラブル環境情報システムに関する研究開発を行っている。具体的に、既存および自作の小型なウェアラブルセンサを用いて人間体が発信している信号をセンシング（計測、検知）する。また、様々な分析技術（信号処理、データマイニング等）を用いて、その状態を推定・予測し、携帯端末（腕時計、メガネ、スマートフォン、タブレット等）上で表示、管理を行う。最後に、無線通信技術を用いて、周辺環境の情報を取得し、コンテキストを推定することで、日常生活における個人の快適度と環境の省エネルギー化を両立するためのフィードバック起動（指令、推薦、表示）を行う。
具体的な研究内容事例は：
・ウェアラブル端末だけでスポーツのスキル定量化と向上支援
・ウェアラブル人間環境情報に基づく熱中症リスク予測と対策
・ウェアラブルセンサとIoTデバイスを用いた健康的な食習慣検出と支援
・勉強/仕事中の集中、ストレス、睡眠・仮眠度合などの推定と行動変容
・X－Reality（AR/MR/VR）とウェアラブルセンシングによる家事（掃除、料理など）の利便性と娯楽向上